住宅ローン控除は令和6年までという区切りが結局「去年と制度はほぼ同じ」ということで、令和7年末までの税制となりました。
ただ、ここのところ住宅ローン控除の条件が細分化されており、大変分かりにくくなっていますので、おさらいもかねて条件を見てみましょう。
去年比較で住宅ローン控除の借入限度額等に変動はありません。
新築・再販住宅の性能と、子育て世代への優遇は以下の通りです。
子育て世代等
新築・再販住宅 |
借入限度額 |
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認定住宅 |
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ZEH水準省エネ |
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省エネ適合 |
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新築・再販住宅 |
借入限度額 |
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認定住宅 |
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ZEH水準省エネ |
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省エネ適合 |
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通常住宅ローン控除は50平方メートル以上の床面積がなければ受けられませんが、合計所得金額が1,000万円以下であれば40平方メートル以上でも住宅ローン控除が受けられる特別措置も1年延長されています。
なお、50平方メートル以上の床面積の場合でも合計所得金額が2,000万円以下でなければ住宅ローン控除は受けることができません(令和5年12月31日までに適用の場合は3,000万円以下)。
現在、住宅ローンの金利は徐々に上昇を続けています。
おそらく来年以降も続く住宅ローン控除ですが、過去に会計検査院の指摘で「1%では金利を超える場合もあり不適切」ということで0.7%に控除率を下げた経緯があります。
金利が上がり続ければ再び1%にすることはあるのでしょうか。